-->避けろ!助けろ! | ナノ
▼9 本日、火傷にご注意を
さて、今日はこの目の前にいる男、ポルナレフが中華料理をひっくり返しました。
「テーブルの炎が…『12』を燃やすまでにこのわたしを倒すだと、相当うぬぼれがすぎないか?」
「ああーっと、ポルナレフ…名乗らしていただこう、J.P…ポルナレフ」
はい、存じ上げております。と言っちゃだめなんだよねー、
「ありがとう、自己紹介恐縮のいたり…しかし、」
アヴドゥルさんがマジシャンズレッドの腕を動かすと、テーブルの火時計が下半分だけ燃えた。
すげー!でも中華テーブル勿体無い。
軽く店が火事になっているのにようやく店員さんが気づき、叫んでいた。
すると、いつのまにかポルナレフは出口にいた。
「いつの間に外に…」
「おれのスタンド…『チャリオッツ』のカードの持つ暗示は"侵略と勝利"そんなせまっ苦しいところで始末してやってもいいが、アヴドゥル、おまえの炎の能力は広い場所のほうが真価を発揮するだろう?そこをたたきのめすのが、おれの「スタンドにふさわしい勝利」…
全員おもてへでろ!順番に切り裂いてやる!」
さてさて、辿りついた先は
タイガーバームガーデン
なんかよくわからない彫刻だらけです。
「芸術って…むずかしいや」
芸術を楽しむとかする以前にバームクーヘンを連想してたわ…この場所の名前…。
よし、カエルの他にバームクーヘンも買ってもらおう、あるかわからないけど
「ここで予言してやる、まずはアヴドゥル…きさまは…きさま自信のスタンド能力で滅びるだろう…」
ポルナレフの言葉に嫌な雰囲気が流れる。
「アヴドゥル…」
「承太郎…手を出さなくていいぞ…やつの言うとおり、これだけ広い場所なら思う存分「スタンド」をあやつれるというもの…」
つぎの瞬間、チャリオッツの連続攻撃がマジシャンズレッドを襲った。
マジシャンズレッドは火を吐く。が、チャリオッツの剣さばきは炎をはじき飛ばし…
いつのまにか、タイガーバームガーデンにマジシャンズレッドそっくりの像を作っていた。
「野郎ッ!こ…こけにしているッ―突きながら「マジシャンズレッド」にそっくりの像をほってやがった!」
ところで、ここ勝手に作品数増やしていいの?
ずっと疑問だったんだけど。
「なかなかクククク…この庭園にぴったりマッチしとるぞ『マジシャンズレッド』」
この時、場の空気が変わった。
「来るな…本気で能力を出すか…おもしろい…うけて立ってやる」
「承太郎、なにかに隠れろアヴドゥルのあれが出る…とばっちりで火傷するといかん…」
「あれだと」
気づくと皆もう何らかの彫刻とかに隠れていた。
早すぎる、皆の行動の早さに乾杯。
じゃなくて私も隠れないと
「莉緒、こっちだ、早く」
「あ、カキョ」
何処にしようか考えてたらカキョに呼ばれた。助かった
その直後、大きな十字架の炎が上がった。
「クロスファイヤー!ハリケーン!」
たしかにこれはとばっちりで大火傷しそう。
てか灰になる。
そう思いきや、チャリオッツはその炎をも
「これしきの威力しかないのかッ!?この剣さばきは空と空の溝をつくって炎をはじき飛ばすといったろーがァァァ―――ッ!」
はじき飛ばしてしまった。その炎はマジシャンズレッドに返り、マジシャンズレッドを焼いた。
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