-->避けろ!助けろ! | ナノ ▼8 本日、香港にて中華を




昼の香港は、賑やかだった。


私たちはある店に居た。


飛行機でエジプトに行くことが出来なくなったので、50日以内にエジプトに行って、DIO様倒して大団円と言うシナリオ達成が難しくなったのだ。


まあ、うまくいきませんよ人生なんてそんなもんですよ。


「そこで、ルートだが、わしは海路を行くのを提案する。適当な大きさの船をチャーターし、マレーシア半島をまわってインド洋をつっきる…いわば海のシルクロードをいくのだ。」


ジョセフさんが説明してくれるが

なるほど、わからん。


「わたしもそれがいいと思う、陸は国境が面倒だし、ヒマラヤや砂漠があってもしトラブったら足止めをくらう危険がいっぱいだ。」

えっと、つまり海路とか最高ってことか。


「僕はそんな所両方とも行ったことがないのでなんとも言えない、お二人に従うよ」

「同じ」

「私もそれが最善なら海路でいいかと」


高校生にはわからない話だよね。
大人に任せておこう。



暇なんでお茶を飲んでいたらお茶が無くなってしまった。


「終わってしまった…だと!?」

「莉緒、君一人でどれだけ飲むんだ?」


すみません、美味しかったので五杯は余裕でした。

店員さんにおかわり頼もうかなと思っていると、カキョがお茶のビンのふたをずらした。

「おかわりが欲しいなら、こうするんだよ。」


「おぉ!そうなんだ。わーい!またお茶飲めるー!」


まだ飲むの?って言いたそうだったけど、それはスルーすることにした。

「また人にお茶を茶碗にそそいでもらったときは、人差し指でトントンと二回テーブルをたたく、これが「ありがとう」のサインさ」


へ〇ーボタンがあったら二十回くらい押してた。

てかよく知ってるよねホントに。


「カキョ色々知ってるね!雑○王とかにでれるよ!」

「雑学じゃなくて、常識だよ。」


なんだ、常識なのか…私は知らなかっ…


「私…今軽く馬鹿にされた…?」


カキョは笑っていた。
このやろ…許す!





そんなとき、私たちのテーブルに男が一人近づいてきた。
メニューがわからないらしいけど、承太郎が追い払う。


やぁ!ポルナレフ、元気かい!


と言いたかったけど、名乗られていないので我慢する。


「まあいいじゃないか」

ジョセフさんの一言で、ポルナレフも同席することになった。

海老と、アヒルと、フカヒレと、キノコ料理を頼むことになり、ジョセフさんが店員さんに頼んでいた。


フカヒレとかたべたことないなぁと思いつつ、お茶を飲みながら待つ。

またお茶が終わったので今度は聞いた通りに、ビンの蓋をずらした。


「これでいいんだよね!」

「あってるけど…まだ飲むのか?」


いいじゃまいか、美味しいんだから。


そして、料理が運ばれてきたのですが…

カエルにおかゆに魚に貝料理


「ジョセフさん…全然違うの来てるよ…」


ポルナレフも予想していたのと全く違うのが来て驚いていた。


「わはははは、ま…いいじゃあないかみんなで食べよう、わしのおごりだ」


メニューを見てみる、ああ、多分

「ジョセフさんこの辺り頼んだのか…」









bkm
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