-->避けろ!助けろ! | ナノ
▼24 本日、強制退院と子供の日



私の情報は多分敵に流れているんだろう。

最近怪我をしていたってことも。


アレッシーはどんな卑怯な手だろうが使うやつだ。

あの中でもけがをしてるし、弱そうだし、女ってことで狙ったんだろう。


うん、これはひどい。

とにかく、原作で影がどの辺まで伸びるかはわかってるから気をつけて戦えば大丈夫だ。


私はアレッシーに話しかけた。


「敵ってことはわかってるんだから、正々堂々と戦いなよ!」


スカイ・カップを出して、リンプンで無数の小さい蝶を作り出して、アレッシーに放つ。

「チッ」

舌打ちされつつよけられる。

相手はスタンドを出す。

でもこの距離じゃ当たらない。

…そんな風に思っていた。

影は予想以上に伸び、私の足元に。

すぐに避けたけど…ダメだ、やってしまった。

子供化する前に即かたをつけようとも考えたけど、
アレッシーはすでに逃げた後。

これはやばい、記憶が退行する前に合流しよう…

…せっかくかっこよく登場したかったのに!!!!


ホテルまで私は走り出した。



子供化は思ったよりも早く、ブカブカになった服で走りにくく…

スカート脱げた。

いや、まだYシャツがワンピースみたいになってるから大丈夫!

は、恥ずかしくなんかない!!


「みんな!!敵だよ!」

ようやくたどり着いた時には子供化も完全に終わっていて、5、6才くらいになっていた。

「敵…?何だ子供の遊びか。」


ポルナレフが私と気付かないみたいで言う。


「ち、ちがう!本当に敵だって!!ポル…」


まずい、もう記憶まで退行開始してる!!

ポル…ああもう思い出す気がしない、

承太郎に…


「…日本人ってことは観光客か」

「いやいや、違うって!!だから敵なんだよ承…」


この人まで名前が出てこなくなった!!!


5、6歳のときにはこの話を読んでなかったから、名前が消える…
だ、大丈夫、まだカキョのことは覚えている。

それに…もしかしたら、私だってわかって…



「君…親は?迷子にでもなったのかい?」


「違う!私だよ!!莉緒!」


そうだ、名前を言えばよかったんだ!

名前を言えばさすがに








bkm
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