-->避けろ!助けろ! | ナノ
▼16 本日、インドと鏡と因縁と



「てか、さすがに人さらいなんか出るわけ「出ますよ」出るんですか!?」


アヴドゥルさんが言うんだ、出るんだよね。


いや、これ私の死亡フラグ?え、こわい。


「一人で歩かなければ大丈夫だよ。」


この先人さらいにあったらどうしようかとガチで考えて暗くなってたらカキョが話しかけてくれた。


「だ、だよね!みんなと歩けば怖くないね!」


そうだよ、いざとなったらスカイ・カップ使えばいいしね!大丈夫だよ。


「溶かすなよ。」


「―!?」


承太郎に心を読まれた…だと!?


そんな他愛ない話をしていると、ガラスの割れる音がした。


そしてポルナレフが突然出口まで走りドアを開けた。


何事かと全員立ち上がりポルナレフに問う。


問わずともわかりきっていた


ポルナレフが最も憎む男、J・ガイルが現れたんだ。






「やはり…気になる!」


アヴドゥルさんがポルナレフが行ってしまった方向に走った。

「おい!アヴドゥル」

ジョセフさんの制止も聞かずに行ってしまった。

珍しい。


「私も心配だな、ちょっと行ってきます!」


「莉緒!?」


ほとんど衝動的なもので私ももう見えなくなったアヴドゥルさんを追った。






だいぶ走って私は止まった。

見知らぬ風景は当たり前だけど、明らかに間違った場所についた気がする。


迷った!?いや、そんなわけない、問題ない、見つかればいいんだよ!


「お嬢さんかわいいねェ〜、ちょっとこっちに来てよ」


…不審者だァ―ッ!


「い、今急ぎのようがありまして―って手を離してください!急いでるってきいてよおい!」


ちくしょう!なんだってこんなときにインドの人さらい!



「ほらァー、今のうちにこないと…」


「お、」


不審者が倒れた。


「まったく…だから一人で歩いちゃいけないと言ったじゃあないか。」



「カキョ!」


危なかった、カキョがいなかったら…ヤツを溶かしているとこだった…。

「急ごう、手遅れになる前に」


「了解です!!」


今度は二人だから危なくないよね!







bkm
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