-->避けろ!助けろ! | ナノ
▼15 本日、偽物をぶん殴れ
シンガポールを一人で歩くことにした。
始めは皆に止められたけど、なんとかなりました。
ホテルから出ようとしたとき、事は起きた。
「莉緒!まだ居たか!」
「え、ジョセフさんにアヴドゥルさん、どうしたんですか!?」
二人が慌てていた。一体何があったんだろう。
話を聞くに、ジョセフさんがテレビを使った念写を行ったところ、カキョが裏切った的なメッセージがでたらしい。
偽物登場か、今日は
「んー…じゃあ私も探します」
「一人で大丈夫か?」
原作を思い出す。たしか貿易センタービルだったかな。
「大丈夫です、手分けをしたほうが効率いいですし。」
そう言って走る。
途中でココナッツジュースを買って。
ケーブルカーの見える場所を見ていると、三人を見つけた。
承太郎と家出少女と…偽物。ラバーソウル
しかも、ラバーソウルが承太郎を突き落とそうとするシーン。
よし、回避だ。
「おおっと危ない「承太郎発見!!」ぐぁっ!?」
ええ、蹴りましたよ思い切り。キック力はなくても不意打ちだったからラバーソウルはよろけた。
私はそれに構わず承太郎の隣に立った。
「偶然だね!」
「そうだな…。」
普通に、会話しているなか、家出少女がおろおろしている。
ヤバい、見られたか。
「蹴るだなんてひどいなァ…莉緒」
「あ、ごめん居たんだ。全然目にも入らなかったよ」
偽物にはとことん冷たくすることに定評のある私になりたい。
「ねーねー、ついていっていい?ケーブルカー乗るんでしょ?」
敵がいるんだ、チャンスを狙ってサッと倒そう!
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bkm