-->避けろ!助けろ! | ナノ
▼6 本日、私は旅に出ます
「やはりエジプトか…いつ出発する?わたしも同行する」
「花京院」
…よい子のみんなは玄関チャイムを押してから家に入ろうね。
「同行するだと?なぜおまえが?」
「そこんところだが…なぜ…同行したくなったのかはわたしにもわからないんだ。」
このシーン好きだ、いやぁ、いいねこの世界。本当に…
そしてついに承太郎のスタンドに名前がつく!
ま、私は知ってたけど。
「星のカード!名づけよう!君のスタンドはスタープラチナ″!」
スタープラチナ――!!一人テンションが上がっていたら、なんか可哀そうなものを見る目で見られた。泣いていい?
「莉緒、ホリィのことはたのんだぞ」
「え、私も行くんじゃないの?」
行く気満々だったのに私は置いていかれるところだったのか!?
「何を言っておる、孫娘同然の莉緒をそんなところにつれていけん。」
「絶対に行く!最悪バックにでも潜んでいく!」
いやだ、置いていかれてたまるか。絶対に行かないといけないのに!
「命を落とすかもしれん…それでも行くというのか!」
「それはみんなだって同じじゃん!私は絶対に行く!みんなを手伝いたいの!」
だって、私は運命を変えなきゃいけない。
すべてを知っていてこの世界に来たんだ、
私だって戦える、だから…
「自分の心配はできるか?」
静かになった時、訊いてきたのは承太郎だった。
「できる限り…」
「ならおれはいい。こいつの能力は意外とよく使えるからな。」
承太郎にありがとうと言いたくなった。
「…絶対に死なないと約束できるか…?」
「はい!!」
私が、旅に加わることができた瞬間だった。
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