-->避けろ!助けろ! | ナノ
▼5 本日、医務室、流れ弾に注意
女の子の視線に耐え、医務室についた。
本来私は職員室に行くべきだがまあいい!
「失礼しまぁーっす!」
ドアを開けて入ると、保険医さんと不良が二人居た。
「あら、見ない顔ね、転校生?」
あ、はいそうです。と返事して承太郎の治療をたのんだ。
「JOJO!またケンカしたんじゃないでしょうね!」
あー…怒られてる。
私が石段から落ちたんだと説明するとわかってくれたようで、保険医さんは万年筆をとりだした。
「それにしてもJOJOが女の子つれてここに来るなんて珍しいわね、貴女彼女かなにか?」
「いえいえいえいえ、滅相もないです、そんなのじゃないです」
慌てて否定するが保険医さんはにやにや笑っていた。
なんだろう、この美味しい展開
…その前に早くあれに気づかせないと。
「そう言えばさっきもらったハンカチどうしたの?」
そう聞くと、承太郎はハンカチをとりだす。すると一枚の紙が落ちた。
『空条承太郎本日中にきさまを殺すわたしのスタンドで!花京院典明』
おぉ、怖い怖い。てかよくこんないちいち凝った演出をしたな…カキョ。
もしハンカチ受け取ってもらえなかったりしたらどうするんだか。
紙の内容に驚いていると悲鳴が上がった。さっきの不良だ。
保険医さんが万年筆を振り回していた。
「承太郎!危ない!」
言ったときには遅く、保険医さんの万年筆が顔に刺さっていた。
凄く…痛そうです。
「スカイ・カップ」
『何?』
スタンドを出す、原作を破るが見ているだけなんてできないからね、好きにやれって始めに言われた気がするし。
「万年筆だけ溶かせる?」
『余裕ね』
スカイ・カップの鱗粉が無数の小さな蝶になり、万年筆に向かってとぶ。
小さな蝶を万年筆にクリーンヒットさせると万年筆は無かったかかのように消えた。
保険医のバランスが崩れる。しかしすぐに違うペンを持ち距離をとる。
「承太郎!!」
かけよると大丈夫と返してくれた。
「これは…スタンド?」
いや、まあスタンドだけど。
「その通り…」
「て…てめえは!」
カキョキター!だからそのマリオネットはなによ!
そうこう考えているうちに、保険医は承太郎がカキョに気をとられている隙につめより、攻撃した。
だが今度は刺さらず、腕が止められた。
『あら、あの人貴女は眼中にないみたいよ。今のうちに溶かしてしまえば?』
「貴様私の一番好きなキャラになにしようとしてやがる」
てか、これは私あまり介入しちゃいけない気がする。どっちについてもいけないことになるし。
そんな思案しているうちに、承太郎は保険医からスタンドを取り除いていた。
「花京院!これがてめーの『スタンド』か!緑色で筋があってまるで光ったメロンだな!」
メロン言うなメロン。あーカキョ怒ってるよ
。
「引きずり出したことを…後悔することになるぞ…JOJO」
あ、やばい、来るぞエメラルドスプラッシュ。
「承太郎!そのスタンドを早く離して!!」
ハイエロファントグリーンの手から緑色の液体があふれる。
「花京院!妙な動きをするんじゃあねえ!!」
承太郎も異変に気付き手を離す。
「スカイ・カップ、バリアとかある?」
『何?あなたを守るの?』
「承太郎を守って。」
『了解。貴女は?』
「私はいいの。」
鱗粉がスタープラチナとハイエロファントグリーンの間に壁を作る。
「エメラルドスプラッシュ!」
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