-->避けろ!助けろ! | ナノ
▼4 本日、落下にご注意下さい




あれ?居ない。…まさか

急いで玄関までダッシュすると、ちょうど行こうとしている。

「ちょっと君は何でそういう子なのだね!待ってるならきちんと待つということを「さっさと行くぞ」聞け!人の話!」


うああぁ…朝食べてない…



「朝から仲が良いみたいでよかったわ!行ってらっしゃい二人とも」

ホリィさんが私と承太郎に行ってらっしゃいのキスをしてくれた。

承太郎は嫌がっている。

私は…にやにやしました。

「あと莉緒ちゃん、朝食はちゃんと食べなきゃ駄目よ」


そう言ってトーストをくれた。いや、私はどこの少女マンガの住人?ありがたいけど


「あ、ありがとうございます!いってきます!」


承太郎がどんどん先に行くので、感謝してトーストを食べながら登校することにした。



「ひどい、ひどいよ承太郎、先に行くなんて…私が迷子になったらどうしてくれるのさ…私はキミをそんな子に育てた覚えはないぞ…」


「育てられた覚えがねえよ」


お決まりの返しをもらいました。


同じ制服の子が登校している道に着いたときだった。


「あ、JOJOだわ」

「え!JOJO!」

「ほんとだJOJO!」


さっそくこの感じです。モテモテですね承太郎、おにゃのこ大漁ですよ。

「リア充爆発しろ」

ボソッとつい誰にも聞こえない程度にいっちゃったぜ!


「あの娘だれよ」

「見ない顔ね」

「あの娘あんなにJOJOに近づいてなんなの!」


やべえ…視線が怖いんですが

そんななか一人の女の子が承太郎に急接近、もちろん他の女の子と言い争い勃発!

「やかましいッうっとおしいぞォ!」

承太郎怒りましたー!
だがしかし…


「きゃー!あたしにいったのよ!」

「あたしよおー!」


ハハッ幸せな事でお嬢さん方は




なんやかんやであの石段についた。


「あぁ…どうしよう」

「どうした?」

「いやなんでも」

そう言うと承太郎は先にいってしまう。

このままいくと承太郎落下しちゃう


『難儀なものね、助かるとはわかっていても』


「そう思うなら承太郎助けてよ、その羽は飾り?」

急に出てきたスタンドと会話してると、承太郎が石段から落下した。


「あぁぁぁ!?ちょっとスカイ・カップ!なんとかして!」


『承太郎を溶かして良いなら受け止めてあげるわ』

「ダメに決まっとんだろ!このアホモ○ラァァァァァァ!」


私は混乱している。

混乱がとけて駆けつけたときには、木の枝がクッションになって助かっていた。

「承太郎!!生きて「大丈夫!?JOJO」

私の言葉は女の子に掻き消されました。畜生…

いじけて(´・ω・`)となっていると…

「あ。」


前方から歩いてくる人、花京院典明…カキョと目があった。

てか、目があっただけで地面に萌え転がりたい。

カキョは承太郎にハンカチを渡した。

そう、あの果たし状的な紙入りハンカチ。




「…大丈夫かい?」

「ああ…かすり傷だ」

カキョ…犯人っていうオーラだしてるぞ君…。


「見ない顔だが…うちの学校か?」


「花京院 典明、昨日転校してきたばかりですよろしく」

私も今日転校してきたの!よろしく!って言いたいけど今は我慢だ。

あとでもっと話せるし。


「花京院くんだって!けっこういいんじゃない?」

「そぉ?」

「わたしはやっぱりJOJOのほうが好き」

なんだこの子達は…なんでもそっちに結びつけて…怖い!


「でもカキョは渡さねーぞ…」

「なにか言ったか?」

「いいえ何も。早く医務室にいくよ怪我したし」

危ない危ない、今の聞こえてたらまずかった。


「こんなのかすり傷「医務室にいくよ、いいね!!」…。」


そうしないと話すすまないしね。承太郎の手を掴むと、女の子の突き刺さる視線がさらに痛かったけど、まあいい。

またスタンド戦だけどどうしようかな私。

「その前に医務室知ってんのか…?」


「知らないです…」













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