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03.泥棒つかまえました

「朝ですよ、二人とも」


さて、本当に1日過ごしてしまった。

朝食を作り終え、二人を起こしにかかる。


「ん…おはようございま…菜央海…Zzz」


「ドッピオ君、そういいつつ寝てますよー…」


ダメだこりゃ


ドッピオ君を後回しにしてディアボロさんを起こそう。


そう思ってディアボロさんの方を見ると…


「寝相…悪っ」


「見ていないでどかしてくれ…」


リビングの本棚がディアボロさんの上に倒れていた。


【昨夜のボス 本棚が倒れてきて圧死】


「うー…重い。
ドッピオ君!起きて手伝って!!」


本棚は重くて微妙にしかあげることができない。

ドッピオ君に助けを求めた。


「ドッピオ!早く…早く起きてくれッ」


ディアボロさんも必死だった。

そうするとやっと、ドッピオ君が起きて私の隣に来た。


「おはようドッピオ君、いきなりなんだけどこの本棚持ち上げ…」


『チュッ』と音がした。



日本と、イタリアでは挨拶が…違っ…



「おはようございます、その本棚が「な、わ、わあああああああ!!」え?」


「な、何が起きた菜央海…ぐっ」



気がついたときには手を離していた。



【今日のボス 圧死】


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