「朝ですよ、二人とも」
さて、本当に1日過ごしてしまった。
朝食を作り終え、二人を起こしにかかる。
「ん…おはようございま…菜央海…Zzz」
「ドッピオ君、そういいつつ寝てますよー…」
ダメだこりゃ
ドッピオ君を後回しにしてディアボロさんを起こそう。
そう思ってディアボロさんの方を見ると…
「寝相…悪っ」
「見ていないでどかしてくれ…」
リビングの本棚がディアボロさんの上に倒れていた。
【昨夜のボス 本棚が倒れてきて圧死】
「うー…重い。
ドッピオ君!起きて手伝って!!」
本棚は重くて微妙にしかあげることができない。
ドッピオ君に助けを求めた。
「ドッピオ!早く…早く起きてくれッ」
ディアボロさんも必死だった。
そうするとやっと、ドッピオ君が起きて私の隣に来た。
「おはようドッピオ君、いきなりなんだけどこの本棚持ち上げ…」
『チュッ』と音がした。
日本と、イタリアでは挨拶が…違っ…
「おはようございます、その本棚が「な、わ、わあああああああ!!」え?」
「な、何が起きた菜央海…ぐっ」
気がついたときには手を離していた。
【今日のボス 圧死】