「もう夕食の準備は終わったか?」
何様のつもりだこの人。
アイスを食べて悠々と登場。
「はいはい、できました。っていうか夕飯前にアイスとか食べないで…」
ふと思った、この人どこでこのアイス手に入れた?
ハーゲン○ッツのドルチェ。苺のティラミス。
ずいぶんかわいらしいもの食べてんなあ、おい…
「ディアボロさん、それどこにありました?」
「アイスがその辺に落ちているわけなかろう、冷蔵庫だ。
それにしてもこのハーゲン○ッツ、美味いじゃあないか。」
「…ボス、それ菜央海のだと思いますけど」
「……菜央海待て、
あ、アイス食べる?」
「それは私のアイスだあああああああああああああああああ!!!!」
【今日のボス(2) パスタを口に詰められ窒息死】
「ドッピオ君、ご飯にしよっか。」
「そうですね。」
ディアボロさんはもう食事がすんだのでもう寝てしまいました。
「ドッピオ君、ひとつ訊いていい?」
「はい、どうぞ」
「なんでこの人に対して一生懸命になったりしたの?
なかなか…あれだけど」
「…もともと同じ人間だからですかね。」
その日のこの話はそこで終わった。
ドッピオ君もその言葉以降はあいまいに言葉を濁したし、私もそれ以上聞く気はなかった。
「ところで、今日ドッピオ君ソファーで寝る?」
「あ、そうします。でもソファー一つしか…」
「ディアボロさんは床で寝たままだから。」
「…ああ、はい。」