キス●ントパッケージ記念花京院編
キス●ントパッケージ記念ということで販売促進小説(違)花京院編
「カキョがガム噛んでるなんて珍しいね」
そう菜月が言うと、花京院は
「そうかな?」
と一言返した。話すたびに、グリーンアップルのような香りがする。
「あんまりそういうイメージはないかなー。グリーンアップル?」
考えてみるが、イメージにそぐわないなと思った。
そして、そのガムがグリーンアップルかと聞くと、
「半分正解。」
と言って花京院は微笑した。
半分正解と言われても、香り的にはそれ以外に何があるのか。そもそも半分とは何なのかがわからない。
「香りだけじゃわかんないよ。」
元々そんなものを当てるゲームでも何でもないのだが、菜月は降参と言った。
「だろうね、これは香りだけじゃ無理だ。」
「で、正解は?……えっ、ちょ」
正解は、そう聞くとほぼ同時に菜月はキスされていた。
一体何事かと思った菜月の口の中でしたのは、グリーンアップルの味ではなかった。
「はぁっ……。……グリーンアップルとミント、ね」
菜月の真っ赤な顔を見て、花京院は笑顔で
「正解」
と言った。
グリーンアップル→ミント
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