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「考え直してくれたんですね……」
それでもあまり良い予感はしないし、結局何故か命令に従うことになっているのだが、ななしは安堵した。
「てこ「の原理―――ッ!!」」
して直ぐに戦慄した。
「裏ページですらないところでなにいってるんですか!?ちょっと!」
あまりの事に混乱しまたよくわからないことを口走る。
「君こそなにを言っている……深読みしすぎとは思わなかったのか?」
「えっ……も、もしかして違うんですか……?」
てっきりそういう事だと思っていたななしは、冷静に言う吉良を見て間違っていたのかと恥ずかしくなった。
「いや、君の想像通りだ」
「結局そうなんじゃあないですか!!」
完全にアウトだと察したななしは逃げ出そうとした。しかし
「――ッ!?掴まれた!!」
今度は通せんぼではなく、掴まれた。
「時間はたくさんある、ゆっくりしていくといい」
「嫌あああぁぁぁぁぁ!!!」
この後根性で逃げたとか無理だったとか。
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