4



「考え直してくれたんですね……」

それでもあまり良い予感はしないし、結局何故か命令に従うことになっているのだが、ななしは安堵した。


「てこ「の原理―――ッ!!」」


して直ぐに戦慄した。


「裏ページですらないところでなにいってるんですか!?ちょっと!」


あまりの事に混乱しまたよくわからないことを口走る。


「君こそなにを言っている……深読みしすぎとは思わなかったのか?」


「えっ……も、もしかして違うんですか……?」


てっきりそういう事だと思っていたななしは、冷静に言う吉良を見て間違っていたのかと恥ずかしくなった。



「いや、君の想像通りだ」




「結局そうなんじゃあないですか!!」



完全にアウトだと察したななしは逃げ出そうとした。しかし


「――ッ!?掴まれた!!」


今度は通せんぼではなく、掴まれた。


「時間はたくさんある、ゆっくりしていくといい」



「嫌あああぁぁぁぁぁ!!!」



この後根性で逃げたとか無理だったとか。





 back 

「#オリジナル」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -