3
その時ななしは不思議な体験をした。
行く方向行く方向に見えない何かが通せんぼするのだ。
「逃げることはないだろう?君の身体に何かするつもりはない」
「うわあああ、シルフス○ープ!」
何か恐ろしい物の片鱗を味わったようで、ななしは意味のわからないことを言っていた。
ちなみにこの見えない何かは見える人が見れば、ディフェンスに定評があるかどうかはわからないキラークイーンだとわかる。
「君を殺す訳じゃあないから」
「だとしても、最初の言葉の効果音の付き具合で嫌な予感しかしません!!」
殺されないにしても、傷つけるようなことをしないにしても、精神的な面についてどうなるかわからないので拒否した。
「せめて(自主規制)のつかないようなことにしてください!……というかなんで私何かしないといけないの……」
「……仕方ない、変えよう」
← back →