-->私にとっては過去の出来事だ | ナノ
Un'apertura



もっと、頑張れたらよかったのに。


もっと強ければよかったのに。


私は強くなんかない。

時が止めれるわけでもなければ、戻せるわけでもない。

人の為に防御壁を張ることだって、これと言って特殊能力を持っているわけでもないし、知能だってただの中学生だ。

足を切り離されれば動けないし、この先何が起きるかわかっているということもない。


イタリアで後悔してることがあると聞いただけ。


だから、全く知らない。


でも、私はやらなければいけない。



初めは、あの人さえ救えればと考えていた。


でも、今は




「ソードッ!STEY!」

みんながたどりついて決着をつけるまで、私はここで食い止めなければいけない。



どれだけ疲弊しようと、たとえ死ぬことになったとしても。



私には助けないといけないものがある。


ねえ、お母さん


貴女は、どんな覚悟で 運命に立ち向かったんですか?



私は……


Prima _ prossimo


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