「外ってさ、」
「許可しない」

「……出たいわけじゃあないよ?」


「外は、相変わらず怖いから」

「うん、」

「だから、外に出るのは許可しない」

「うん、ここが一番安全だもんね」

「大丈夫、お前の事は俺が守るから」

「ありがとう、イルーゾォ」

「友達だから当たり前だろ。感謝する事じゃあない 」

「でも、ありがとう。ずっと友達だよ、イルーゾォ」



本当は籠の中に閉じ込め(られ)ている事くらいとっくに気付いてる



「……わかってる」

でも気付かないそんな毎日



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