偵察と言う名の遊び



「いい加減協力らしい協力をしようかしら」


ユーリがポケ●ンをしながら言った。


「DIO、V5も出ないしちょっと偵察にでもいってくるわ」



「そうか、頼んだ…え?」


あまりに日常会話のように言われDIOは一瞬何事かと思った。


「コンビニ行ってくる、のレベルで言いましたね」


テレンスはパソコンの画面を見たまま言った。

ときよりブシャァーなどと嫌な音がするが気のせいだと思いたい。


「大丈夫よ、交戦するつもりもないし。まあ、寝首を掻いて来いと言うならやってきてあげましょうか?」


「確かに、倒せるのなら倒してもらうのがいいが…今から行くとすれば着くときには昼だぞ?
お前は日光のもとでも活動できるから吸血鬼とはばれないかもしれぬが、」


ユーリは最後の切り札に取っておきたい、

そう思ってもユーリは偵察に行くのをやめようとしない。



「そうだ、誰か一人とともに行動するのはどうだ?いろいろと機転がきく。

なんならこのDIOが…」



「向こうに着いたら昼よ?」「うりぃ…忘れていた…。ならば「あ、私は忙しいんで遠慮させてもらいます。」え」



一番暇そうに見えていたテレンスに断られDIOは何かと思った。

相変わらずパソコンのほうからは嫌な音がしている。



「テレンスはアイワナ中だったわね。」


「あい…わな…?」


「今世紀最強の鬼畜ゲーよ。…と、なると私ひとりね。」


結局そうなるのか、そう思っていた時だった。


「もう一人いるじゃあないですか、暇そうなのが」



「暇そうなの…?「誰が暇人だッ!DIO様!何か困ったことでも!?」そうか、アイスがいたか…」


と、言ってもユーリとヴァニラは犬猿の仲レベルに相性が悪い。


「私は構わないわよ、そちらの方がどうするかは知らないけれど」

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