意外にも意気投合




「あら、始めてみる方ね」


「それはこっちのセリフなんですが…」


舘に居て、ようやくまとも(?)な人に会ったと彼女は思った。






「へぇ…この舘の執事を。

あ、そこ罠頼むわ」


「ええ、しかし…DIO様以外にも吸血鬼が居たとは思いませんでした。

そろそろエリア移動なので駄目ですよ」



「ふふ、DIOとは違って昼にも出歩けるのよ。

部分破壊したら捕獲しましょう?」



二人は出会ってすぐに意気投合していた。

まるで午後の優雅なティータイムをしているかのように……




PSPでモン○ンしていた。





「うりぃ……お前らいったい何をしているのだ」




「「ゲーム」」


テレンスに用があったようで、その部屋にDIOが入ってきて、その奇妙な光景に二人に尋ねた。



「…ところで私の朝食は「いつものところですよ」そうか」


簡潔に返されてしまいDIOは少し悲しくなった。



ゲームをしている人間は一切構ってくれない、を痛感した瞬間だ。

「そ、それにしても、ユーリもゲーム好きだとは知らなかったぞ」


「それは、そうね…日本に50年も暮らせばそうなるわ
〜っ!気絶した」



ユーリは一切DIOのほうは見ずに、ボタンを連打しながら答えた。


「とりあえず、ようやく話の通じる人に会えたと思っているわ

まぁまだ三人しか会ってないけど…」




クエストクリアの音がするとようやくユーリはDIOの方を向いた。



「DIOと居るときより落ち着けるわね。」


「何!?」



「だってあなたといると私命狙われてるんじゃないかってくらい熱い視線が来るの「お前に熱い視線なんか送らないッ!!」ほらでてきたわ」



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