偵察と言う名の遊び




「結局一緒に行くの?」

館をでようとしたところでヴァニラがいることに気づいた。


「DIO様からの命は絶対だ。それにお前が寝返る可能性もあるからな」



「ああそう、それはいいけどあなたその格好でいくつもり?」

いつものセーラー服と違う格好のユーリがヴァニラの恰好を見ていった。


「そのつもりだがなにかあるのか」


「ブルマと一緒に歩く趣味はないの。ほら、着替えてきなさい。待ってるから」


またつっかかってくるか、そう思ったがヴァニラは何か考え込んでいる。



「この手の服しかない」



「ド変態」


「!?」


「つい本音が出たわ。途中で買っていきましょう。」


そう言ってユーリはドアを開けて外に出る。


ここでもめるわけにもいかず、ヴァニラもそれに続いた。






「あら、普通の服似合うじゃない。」


適当なブティックに入り、ユーリが服を見繕ってヴァニラに着させた。


「さっきまでの服がまるで普通じゃあ無いみたいに言うな。」


「普通じゃないわよ。あと髪もまとめたほうがいいわね。」


店員にそれいただくわというと、ユーリ小物売り場に向かった。



「……」


なんでこんなにこいつは生き生きしているんだ、そう思いつつヴァニラはユーリを待った。





[ 11/45 ]

[] []
[mokuji]
[しおりを挟む]



「#オリジナル」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -