意外にも意気投合
「アイス、ま た お 前 か 。
そしてきちんとドアを開けて出てこい」
「DIO様!やはりDIO様はこの小娘に騙されているのですッ!あきらかに協力なんかする気ありません」
また見事に壁を壊して登場したのはヴァニラ・アイス。
ユーリにたいして相変わらず敵対心を抱いているようだ。
「小娘言うなブルマ。」
小娘と言われていらっとしたのかユーリが言う。
「ブルマなどと言うな小娘!」
売り言葉に買い言葉、ヴァニラが言い返す。
「少なくともあなたよりは生きているわよ?
この世にこれほど萌えないブルマがあっただろうか世界代表ヴァニラさん」
「フン、たとえ私より生きていたとしてもDIO様にはかなわないだろう」
「だとしてもあなたに小娘扱いされるのはおかしいわよ
萌えないブルマ地球代表ヴァニラさん」
「規模を勝手に広げるなッ!」
「まあそのくらいでやめておけ、二人とも」
さすがにこのまま続くのはどうかと思いDIOは二人を諌めた。
「ですがDIO様…」
「その忠誠心は嬉しいが、アイスよここはわかってくれ。ユーリは数少ない同族の(使える)協力者、必要な人物なのだ。」
「まあ、あんなブルマほっといてリオレ●アでも狩りに行きましょうか」
「まだ言うか小娘!!」
「………(駄目だこいつらはやく何とかしないとッ!)」
例えユーリが使える人材だとしても、ここまで相性が悪い相手が居るとなると厄介だと思った。
「あらDIO、そんな困った顔しないで。
いざってときには私もきちんと協力するわ、居候している分きちんと働かないとね」
モ○ハンをしながらユーリは言った。
説得力が皆無だ。
「そ、そうか。ならば「様を付けろ!様を!!」…」
DIOは考えるのをやめたかった。
正直、ついていけなくなっていた。
「あーはいはい、ブルマうるさいわよ」
「―ッ!この小娘…殺す」
そう言ってヴァニラはクリームを出す。
「待てッ、こんなところでスタンドをつかうな!!」
これ以上館を穴だらけにされてたまるか、
それより、そんな下らないことで同士討ちをするなと思いDIOは二人を止めた。
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