華憐の華麗なる一日
華憐の華麗なる一日

少し遅れて学校へ行くと朝礼の真最中。 彰人が全校生徒の前で朝の挨拶をしている。 少し声が枯れている。さっきまであんなに可愛 い声を あげていたんだ仕方ない。 「あらら、生徒会長声枯れてるね〜どんだけ可 愛がったの華憐?」 背後から俺の腰に腕を回し声をかける男 カシス・ロヴィンだ。 「モーニーン華憐。今日もイケメンだねぇ〜」 「好きでこんな顔しているわけじゃねぇよ。」 「今日も良い返し。ん〜」 そう言いながら唇を重ねてくる。 カシスとの朝の挨拶は舌を絡めること。
コイツの面白いところの一つはここだ。 場所なんて関係なく、欲望のまま行動するとこ ろ。 お互いこのくらいのスキンシップは大した事で はない。 コイツと俺は共通点が多い。 育った環境、性格ありとあらゆるところがよく 似ている。 そして、彰人同様に何度抱いても飽きない。

彰人の声が響く体育館の中、 カシスと俺の舌が絡み合う。 「華憐の舌は最高〜さらっとしてて、 このままずっと絡めてたい。やべーたってき た」 「ここでいれてやろうか?」 「マジ?してして〜」 カシスは自分のベルトに手をかけ準備しようと する。

「神上!ロヴィン!何をしている!

水をさすような怒号。チッ!化学教師か 「別に朝の挨拶だが」 「お前らは・・・」 教師は注意するもの、視線の先はカシス

・・

の・

俺は見逃さないぜ。あんたはゲイだな。 勘の良いカシスも気づいたようだ。 あんたも本当は同じようにされたい。 だが教師という立場や羞恥心が邪魔をしてるん だろ? 新しい玩具ができそうだ・・・

「カシス場所帰るぞ。」 とりあえず朝礼を抜け出す。 おっと、その前に新しい玩具に一言 「先生。白衣で誤魔化せて良かったな。 後で、可愛がってやるよ。」 「な・・・な・・・」 うける。言葉にもなってない。 茹でダコの様に真赤な顔。 虐めがいがありそうだ・・・

「華憐。新たな玩具見つけたねぇ〜」 「お前先に食う?」 「俺後で良いよ〜それともいきなり2人で 攻めちゃう?」 「それもありだな」 そんな会話をしながら俺たちは非常階段へ移動 した。


この学園の非常階段は実に好い。 特に反響が最高だ。 攻める者も受ける者も興奮を掻き立てる空間 俺とカシスが愉しむ場所の一つ

今日の俺は至極気分が良い。そんな日は・

前を歩いていたカシスの腕を強引に掴み、壁に 縫い止め、 間髪入れずに噛み付くように唇を塞ぐ。 舌を割入れ生き物の様にカシスの口内を激しく 蠢く。


「ふ・・・っ。んっ・・・」


絡まる舌から生まれる銀の糸と雫を、

漏れる甘い 吐息と一緒に一気に掠め取り、カシスに息つく 暇も与えず 何度も何度も・・・

そんな俺とカシスの行為をじっと見つめる奴が いる。 さっきの教師だ。 カシスも気づいたようだ。 俺とカシスはあの教師に見せつけるように 更に激しく舌を絡める。 「華憐、そろそろ頂戴」 カシスは見られることで興奮を増幅させ、 ますます好い顔になる。 コイツは女を相手にするときはドSだ。 しかし、男を相手にするときはドMとなる。 何処までも面白いやつだ。

そんなお前のその表情は俺の情欲を駆り立て る。

朝礼からお預けをくらっているカシスの下腹部 が 熱く脈打つのを感じる。 布越しに触れてもわかるくらい熱い。 直に触れたら瞬間にも放出しそうだ 「直に触れて欲しいか?」 「あっ・・・さ・・・触って・華憐に掻き回されながらがいい・」

「じゃぁ、あそこにいるアイツが興奮するくら い 好い声で啼けよ。」 カシスに一気に突き立てる。


「はっ・・・ああん・・くっ・・華憐・・・最高〜もっと深く〜」 希望通り奥まで捩じ込む。 さっきより締め付けが強くなった。
「あっ・はっ・・・ん〜」




好い声、好い顔。 何処までも俺を愉しませてくれる。 「出すぞ。んん・・・」



「・・んん・・お、俺も・・」 カシスは中心から白い蜜を吐き出し、 俺の手は蜜塗れになる。

蜜塗れの手をあの教師に見せつけるように舐め た。


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頂き物。ブログでの知り合い、舞由さん作。
華憐→舞由さんキャラ
カシス→蔵人キャラ




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