無名のヒーロー

風が僕らの前を通り過ぎたら
急展開 向かいうってきた
よくある話につけ加えるとしたら
それが君と僕であったということ

あの頃僕らは一歩間違えたら
全部終わりだと思っていた
だけれどたとえ全て間違えたとしても
僕らは笑いとばせる

笑われるくらいの愛を
笑われるくらいの生き方で
ここに叫んでいこう
届けていこう
のこしていこう
刻んでいこう
僕らも笑っていられるように


誰かがいつか風を止めてくれる
そう思いこんで動こうとしなかった
今思えばそれが一番の間違いだった
でもそれも無駄じゃない

あの頃僕らはいつか
全部なくなってしまうと思っていた
だけれどたとえ全てなくなっても
僕らは自分で選べた

笑われるような想いを
笑われるような言葉で
ここに叫んでいこう
伝えていこう
のこしていこう
繋げていこう
僕らを救えるのは僕らしかいない



後書き

読んでくださりありがとうございました!!
今回は本当に久しぶりの脱寂寥推進中の文章です。

寂しさを感じる秋の夜長に、ふと思いついて一気に作った文章です。
創った私ですら、救われる言葉が多いのですが、特に「だけれどたとえ全てなくなっても
僕らは自分で選べた」というところに救われました。

特に誰かを助けたい、自分も助かりたいとかそんな気持ちで創ったわけではないのですが、久しぶりの脱寂寥推進中に宛てます*



2019.10.28

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