short novel

傾倒



後書き


読んでくださりありがとうございました!!

今回は大好きな方に「クリスマス」というお題をいただいて、リアルの方で書き合いさせていただきました*


タイトルと冒頭「私は、本当は全て知っている」はお題をいただく数日前からみりやに年末に絶対書きたいと訴えられていた言葉です。

この文章を書いたきっかけ、それは「この1年の象徴となるような文章を書きたかった」その1点につきます。

せっかくこの1年身近にいてくれた人に書き合いの機会をいただけたなら、そのような文章を届けたかったのです。


ということでお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、この文章は『薄紅姫』と『追悼シンデレラ』の要素を含んで全く新しい文章になっています。

「彼女」の立場は『薄紅姫』よりに、性格は『追悼シンデレラ』よりに。
ファンタジーっぽいけれど実はとことん現実的に。でも情景描写は神秘的に。

そして前2作に書かなかった「出会い」を書きたくて……
プロットでは「彼」と「彼女」は幼馴染設定でしたが、初対面に。

似た者同士のすれ違いが一番書きごたえがあるので、さわやかな設定だった「彼」をあそこまでぶっきらぼうにしたと思っていたのですが……

後から考えてみれば、「彼女」と「彼」に私が望む意味で「メリークリスマス」を言わせるためと、最後の1文を書くためでした。


ということでせめてこの1年を象徴する文章は、文章の中だけでも「希望」であってほしい。

ということで後半は下書きと意地でも変えて、代わりに「クリスマス」ということで夢をこめました。


『傾倒』は他の文章と同様に、書いていて本当に良かったと思う文章でした。

少なくともこの1年の私のことは、未来を生きようとする私にはこの文章で伝わるでしょう。

誰かがここまで読んでくださったとしても、何か気づいてくれたとしても、私がこの1年やりたかったことは全て終了したのでこの1年のことは時効です。

そもそも結局何も私はできなかったのだから、気にする必要はありません。


周りや相手が気づくフォローが最善だとは思わない。
むしろ気づかないフォローが最善だ。

目的を本当に達成したいのならば、最終的には制約か、手段が犠牲になる。

この1年を象徴するこの2つのことを、同じように戦う「彼女」を通して書けたので、私はこの上なく書いていて幸せでした*


サブタイトルは「世界を変えるために自分を変える覚悟はあるか」も迷いましたが、これは違う文章で使いたいと思います♪


この1年の象徴となる文章を届けられるのは、私にとってとても特別で大切で幸せなことです*

この機会をくださったことと、素敵な1年をくれたことに私の精一杯の感謝と思いをこめて*

ということで最後は「彼女」と同じことを「彼女」以上にこめて、この1言で終わりにします。


メリークリスマス!!

最後まで読んでくださりありがとうございました<(_ _)>


2013.12.21





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