short novel

擬装




後書き


読んでくださりありがとうございました!!


今回は創作開始9周年で「悪女ヒロインのバッドエンド」というリクエストをいただいて、書かせていただきました♪

なかなか苦手というか難しかったのですが、リクエストしていただけたのが嬉しかったので、書いていて幸せでした*


まず「悪女」の定義が難しかったです。

私のイメージで勝手に付き合ってる男の人がたくさんいる感じかなと思って、あとアンケート結果で恋愛が多かったので、そのイメージで書かせていただきました。


「バッドエンド」も決めるのが大変でした。

最初は悪女が悲しい感じがバッドエンドかなと思って、相手の男の人に思いっきり振らせてみようかなと思いましたが……

すぐ立ち直って違う相手を探す気がして、というか逆に「別れられて清々したわ」とか思っていそうで……
それは「バッドエンド」ではないと思いました。

あとリアルにいる人とあまりに近いので、この方向では書きたくないなと個人的に思いました。


ということで、全く別の方向へ。

でもただ付き合ってた男の人と幸せになるのってハッピーエンドだなと思って、少し変えることが必要だと思いました。


他にも全くタイプじゃない男の人に言い寄られるのとか、いろいろバッドエンドを考えてみましたが……

別れたいのに別れられないのと、駆け引きに自信があるはずの自分が負かされるのが混ざったのがバッドエンドかなと思って、こんな文章を書きました。


やっぱり創作開始記念ということもあって、素直に私が嫌いなタイプをそのまま書くことはできませんでした。

あとリアルにいる人と重なって、話が読んでくださる方に読みにくい方向になったら嫌なので、私の好きなタイプのキャラクターになってしまいました……


思った以上に甘い展開になってしまいましたし。
相手の男の人に何で書こうとすると、そんなに強引でかっこよくなるんだ!と叫びたい気分です。

さらっと「愛してるから」とかいう答えが返ってきそうで怖いのですが……


駆け引きを書いていたのは本当に楽しかったです。
私は駆け引き苦手というかやりたくないので、ちゃんと書けてるかは不安ですが。


タイトルは最初「偽装」にしようと思ってのですが……

主人公が嘘嫌いの設定になってしまったので、途中で「擬装」にしました。
ぎそうという言葉は変えたくなかったので、漢字だけを変えました。


1つ分かったのは、私には悪女は書きにくいということです。

しかしあまり書かないタイプですので、書いててとっても楽しかったです*


最後に、素敵な設定と結末のリクエストを本当にありがとうございました!!!


2013.02.18



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