short novel

嫌いだけれど





 だけれど、今日状況は一変してしまった。




 今日の昼休みに、親友までが私の嫌いな女の子と一緒に私の悪口を言っていたのだ。



 もしかしたら、気のせいかもしれないけれど、そうあってほしいと思うけれど、もしかしたら親友まで私の嫌いな性格になってしまったのかもしれない。



 そう考えると、いてもたってもいられない気持ちになる。




 親友のことは嫌いにはなれない。だけれどすぐに悪口を言う人を好きにはなれない。



 そんな矛盾の中で、私の心は大きく揺れている。





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