不思議の国のありさ

ハートの女王編





「じゃあそろそろ私は行くね」


 これ以上いるともっと強くクローバーの国に来てほしいと言ってしまいそうで、席を立つ。


「アリサ」


 ハットに呼び止められて私は顔を上げた。そこには紅茶の話が止まらないいつものハットがいた。


「私はお茶会のあるところならどこへでも行くからね」

「はいはいわかったわよ」


 今度こそ私はお茶会を後にした。

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