仕立て屋編 ガッシャーーン!! ある日、私が双子と森で遊んでいると、大きな物音がした。 「……何だろう?」 いくら不思議の国と言っても、いきなり大きな物音がするのは変わったことらしい。 「行ってみよう!!」 「何かあったのかもしれない!!」 しかし双子は、目をキラキラさせて、私の手を引っ張っている。 「危ないって」 私が心配して止めても、全く耳に入っていないようだ。 「キャー!!」 私がどうやったら双子を止められるか考えていると、女の子の声が大きな物音がした方から聞こえた。 それを聞いて、みんなそろって駆け出した。 prev/next |