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本当は誰のための
はじまりだったのだろう
手が届かないまま
マキコマレテイク

理想の裏側が
僕らの現在地

たった1つのものを
守るためだった
銃声は鳴りやまない
失ったものへの悲しみは
憎悪の炎となる

僕はこの願いを
叶えるためだけに
君はその祈りを
見届けるためだけに


本当は何のための
終焉なのだろう
すれ違ったまま
ヒキサカレテイル

理由とは真逆に
僕らは戦う

崩壊の中の陽炎のような
「存在」という名の真実
運命が望む破滅は
悪夢の現実となるのか

彼は未来を
変えるためだけに
彼女は過去を
信じるためだけに


本当はどこへ行くための
運命だったのだろう
結末を知るためだけには
僕らは進まない



後書き



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