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透き通るような秋の夜空
満月の影に隠れるようにしか
今日も生きていられない

アラ探しをすることでしか
繋がっていられませんか?
そう言えば狭められるセカイ

「犠牲にするくらいなら
 僕にください」
と言う君に
差し出すことしかできなかった私を
いつか誰かは
後悔するのだろうか
まだ誰も知らない ストーリー


溜息ばかり吐き出す季節
また何かの影を見つけては
何かから逃げている

思い出に浸かるためにしか
今を使えませんか
そう言うと霞んでいくミライ

「犠牲にしないとここで
 生きていけない」
ひとり呟く私とあの日の君は
どちらが未来では正しいと
いわれるのだろうか?
いつか語られる ヒストリー



後書き