僕は結婚前提でお付き合いをしている朝子さんにプロポーズをした。 答えは、『夜を朝にできれば考える』ということだった。婚約者に結婚式前夜に婚約破棄されたのでどうしても夜が怖くなってしまうようだ。 僕は考えた。部屋を明るくする、頻繁に連絡する、朝子さんが望むなら深夜の電話にも付き合う。どれも決め手に欠ける。僕は過去を変えることはできないしなくすこともできない。 そこで僕はプロポーズ第二弾を決行。 朝子さんのご両親も呼んだパーティで僕は最後に言った。もしも不安ならば何度でも何時までもプロポーズをすると。 結果は考え中。 七夕の夜に朝まで結婚式を練習してから決めるってさ。確かに考えるとしか言われてないもんなあ。 |