アマネ「リンドウ」

リンドウ「はーい。どーしたの、アマネちゃん」

アマネ「次のショーのことで相談があるんだけど、いい?」

リンドウ「えー…うーん…どうしよっかなー…」

アマネ「…忙しいなら、後ででも」

リンドウ「…、いいよ。何?」

アマネ「ありがとう。あのね、クライマックス前のキラくんとナギくんの動きで…」

リンドウ「ああ…そこか。アマネちゃんはこの部分がピンと来ないんでしょ」

アマネ「…え」

リンドウ「あ、どうして分かるの…って顔してる」

アマネ「してない。…リンドウは、どう思う?」

リンドウ「そうだなぁ…まぁ、例えばだけど。ナギをこうじゃなくて、こっちに動かすとか」

アマネ「うん」

リンドウ「そしたら、キララはあっちに動かす」

アマネ「…うん。すごく良いかも」

リンドウ「そう?」

アマネ「…ねぇ、リンドウ」

リンドウ「んー?」

アマネ「リンドウは何に対しても割と適当だけど、」

リンドウ「うわ。意外に辛辣だよね…お前」

アマネ「いいから聞いて」

リンドウ「はいはい」

アマネ「適当だけど、何だかんだでちゃんと私の相談に乗ってくれるとこは…いいと思う」

リンドウ「は、」

アマネ「いつもありがとう」

リンドウ「……っ」

アマネ「じゃあ、キラくんとナギくんに演出変更したこと伝えてくるね」

リンドウ「い、ってらっしゃーい……はー…アマネちゃんはこうやって急に爆弾投下してくるから、困るよな…」










2017.12.13




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