放課後 [ 14/18 ]


「………ふう。久しぶりに静かな放課後だな。なあ樺地?」
「ウス。」

職員の関係上、氷帝の全部活動は数ヵ月に一回休みがある。部活動をする声を聞かない生徒会室は久しぶりだ。

いつもはここで忍足や岳人が現れるが、今日は現れない。たまにはゆっくりと過ごすのも悪くない。これからの大会は長い。その前の羽休めだ。


「折角だ、紅茶でも「跡部いるー?」

ガラッと扉を開け、言葉を遡るように声を出してズンズンと滝が入ってきた。狙って入ったとしか思えない。

「紅茶飲むのかい?残念だけど後からにしようか。」
滝はそう言って樺地がつごうとしたお茶を(半ば無理やり)取った。

「アーン?なんだいきなり?」
「だってこれから女テニコートに行くんだからさ。」

ほら立って、と言い滝は俺を生徒会室から押し出そうとした。

「なんで俺様が女子テニス部なんかに行かなくちゃなんねーんだ?」
「あれ?跡部知らないの?」
「アーン?何がだ?」

「越前さんと3年女子が試合するんだってさ。見にくでしょ?もちろん。」






――――――
私の中の滝さん最強説。
マネージャーなリョーマさんとスーパーな測定が出来る滝さんは仲良しという設定です。

ここで言うなよ←(・ω・`)

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