本文



別れた日にち?そんなの忘れたよ。

だってもう俺には関係ないでしょ?

・・・とかいいながら、覚えていたら後が辛いかもとか思ってたり、単純に忘れたかったり。

馬鹿みたいだよね。

俺は1人でも充分楽しめるし、生きていけるし。

でもなんで胸が苦しいの?とか、考えたくもない。

吐き気がするから。

とかいいながら、どこかで信じてる俺もいて。

同じ類の生物だしね。

それでわかった気になって、同情して、ハイオシマイみたいな、彼にも俺にも腹が立って。

愛していて。

でも、考えたら自分が原因の一つのような気がして。

みんなは彼が悪いっていうけど、俺はそう考えたくなくて、でも考えて。

なんて汚い生き物なんだって。

やっぱり吐き気がして。

やってることは、みんな同じだった。

彼も俺も。

だからそんな日は、覚える必要はないよ。



[ 11/13 ]

[*prev] [next#]
[mokuji]
[しおりを挟む]



「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -