ドリカタイム！
こんにちは、片桐いつきです。
最近はDearDreamとしてだけでなく、ニュース番組のキャスターもさせていただいたりと忙しい日々を送っています。そんな中で、今日は久しぶりにD-Fourシアターでライブをすることになりました。しかも相手は純哉くんなんです！本当に嬉しいです。
純哉くんとどんなライブができるのかな...純哉くんは絶対に手を抜いたりしないだろうから、俺も頑張らなくちゃ！
そうそう、俺たちが所属するD-Fourプロダクションのライブって、俺たちの頑張りだけではどうにもできないことがあるんですよね...。もうご存知の方も多いと思うのですが、衣装のことです。ファンの方からのエールが直接衣装になる仕組みになっているんですよね。ファンの皆様からのエールを直接身に纏うことができるので、本当に感謝しているのですが...
たまに受け取ったエールが楽曲と合わなかったりする時があるんですよね...。ここ最近で1番心に残ってるのが、法被を着て「あなたの瞳に踊らせて」を歌った時でっす。しかも真冬だったので季節感も全く無くて本当におかしくて...笑わないように必死でした。必死になりすぎて逆に曲に沿った表情になってたみたいで、ファンの皆様には好評だったと聞いて安心したのですけどね。終演してからまあメンバーにはからかわれました。
そんなことがあるライブなので、今日も本当にどんな衣装で歌うことのなるのか見当もつきません。今日歌う楽曲は、「BIRDCAGE 〜欲望の鳥籠〜」です。以前のワールズ・エンドの物語の反響がすごかったみたいで、また2人で歌うことになったんです！純哉くんと初めて2人でレコーディングした楽曲だから本当にうれしいです。
そんなこんなで噂のドリカタイムが始まりました！舞台裏からいつもこの光景は見ているはずなのですが、何回見ても身が引き締まりますね。今日はどんな衣装になるのでしょうか...ちょっとどきどきしています。
ん...？この衣装は...まさか.......！！！
「チョコレートスチームメイドシリーズ、コンプリート！」
ちょ、ちょちょ、ちょっと待ってください！！！ドリカシステムさんがかなりいい声でキメキメに言っていますが、かなり混乱しています。隣の純哉くんも呆然としています。ステージのファンの皆様も開いた口が塞がってないです。
衣装自体はまあ、問題無いんですけど...
ボトムスが何故かスカートなんです！！！何で...！
...D-Fourプロダクションは女性アイドルも育成しているので、もしかしたらその方たちのドリカが間違えて発射されてしまったのでしょうか？
以前チョコレートスチームメイドの衣装を着て、このシリーズを女性向けにデザインした衣装（とはいってもボトムスをスカートに変更しただけのものでした）を着た後輩と撮影したことがあるので女性版のこのシリーズがあるのは確実です。
でも、まさかその衣装を自分が着ることになるとは思ってもみませんでした。
会場中が騒然としているのに、そんな雰囲気を無視するように「BIRDCAGE」のイントロが流れ始めました。ああ！自己紹介することすら忘れてしまっていました...。後で反省会ですね。
...もう覚悟決めるしかないですね。俺、いってきます。
何か終わってみると普通に終わりました。法被の時みたいに必死すぎるのもあんまりだと思ったのでとにかくいつも通りにすることを意識しなきゃって思ってたんですけど...曲に夢中で、純哉くんとまた2人で歌えることが本当に嬉しくて、スカートのことすっかり忘れてました。
1番の時はやっぱりちょっとスカートが気になって動きが小さくなっちゃったんですけど、2番以降は何となく感覚が掴めたのでもう気にならなかったです。
途中からはファンの皆様の表情を見る余裕もできてたので、ちょっとは成長できたかもしれないです。
それにしても、たまにファンの皆様が顔を手で隠していたり、逆に目を凝らして俺のこと見ていたりした瞬間がたまにあったのですが、それは何だったんでしょうか...。
「おい！おーい！どうしたんだよいつき？」
考え事をしていたので「うひゃあ！」と変な声が出てしまいました。折角なので、さっき考えていたことを純哉くんに話すと、「そりゃ、録画してあるの見たら分かるんじゃねえか？」と言われたので（その後何かぶつぶつ言っていましたが聞き取れませんでした）、純哉くんと先ほどのライブのVTRを見ることになりました。
..........これは恥ずかしいです。
「BIRDCAGE」の振り付けは、サビで足を高く上げるところがあるのですが...スカートだったせいでその時に俺のパンツが丸見えになってました。あぁ...そういうことだったのですね...。
1回目では純哉くんと俺がうつっている（純哉くんが「マジかよ」とでも言いそうな表情を少しこちらに向けていました）のですが、2回目の時はファンの皆様が映っていて、見事に皆様さっき俺が疑問に思っていた表情をされていました。
すると、純哉くんが「ま、そんな時もあるよな。俺らから衣装は指定できねえし...」と、無言の俺を見かねて声をかけてくれました。こんな時まで優しい純哉くん、やっぱり憧れます。
「俺も焦っちまって自己紹介できなかったし、俺らまだまだだな〜。後で反省会な。」と言い残して去っていきました。サイコー超えるために、どこまでもついていきますよ。
2018.04.05
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後日、事務所が発表するニュースか何かで「片桐いつきのパンツ事件」として当日劇場にいなかったファンにも広められてたらおもしろいなって思います。そして現地にいたオタクが「あの時生で見たし」アピールしてそう（笑）。
某48系列みたいに月額で公演見放題とかのシステムを導入してたら、多分みんな見てるはずだから永遠と語り継がれるやつですね。
中学の頃からメイド服が大好きなのですが（何回か小説のネタにもしてきました）、まさか好きなキャラクター達が公式で着ることになるとは思ってなかったので嬉しすぎて書いちゃいました。メイド服って浪漫が詰まってますよね。
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