最後の恋 @1/5 ある薄霏の明け方大きな扉を静かに開けて瞳をそっと閉じてそよぐ風を感じる「・・・」丈の長い薄手のドレスが光を受けて無邪気に揺れて風に揺れる木枯らしはその役目を終え静かに佇んでいる感じる・・・どこか儚くて、ほの暗くて・・・でも、何にも負けない幸せ。「・・・さあ」大きく空を仰ぎユーリアは静かに囁く小さな鞄に僅かな荷物と確固たる決意を詰め大きな一歩目を踏みしめて。 ≪|≫ 第3回BLove小説・漫画コンテスト結果発表!テーマ「人外ファンタジー」 - ナノ -