短編小説 | ナノ



好き合うどうし。
1/4






「どんくさ・・・」

『るっせぇ!あいつがワリーんだよあいつが!』


昨日の白鳥宮での事。

いつものように談笑してたら
チェスロックが池に落ちた。

どうやらミッドフォード君とふざけてて
落ちたらしいんだよね。

大きな音で気が付いたら
池に浮いてて驚いた。
しかも・・・


『マジだりィ動けねー』


38.5度。
本当に子供みたい。
池に落ちて風邪引くなんて。
体だるいからとりあえず来いなんて
人使いが荒いったらない。


『何度だよ』

「・・・36.5度」

『マジかよ』

「うん」

『じゃあこのダルさは何なんだマジで・・・』


2人でわいわい話していると、
コンコン、とノックの音がした。


『大丈夫?』

『先輩!申し訳ないッス・・・』


バイオレット先輩が顔をのぞかせる。





≪|

第3回BLove小説・漫画コンテスト結果発表!
テーマ「人外ファンタジー」
- ナノ -