短編小説 | ナノ



境界線を踏み越えて
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彼はされるがままで呆然と私を見ていて・・・
はっと我に帰ったように
スラックスを押さえ頭を振る



『いい・・・自分で脱ぐ!』


「・・・いいから」


真っ赤になって硬直してる彼の
ファスナーをゆっくり下ろすと
大きくなった彼自身が跳ねて

きっと彼は恥ずかしいと感じた時
手で口元を覆うのが癖なんだ・・・
彼のその手の甲に、優しくキスをする



「お返し・・・」


『お、おい・・・マリア・・・!』



大きな彼自身を口で包み、舌で愛撫する
口の中でだんだん硬さを増して・・・
焦らすように、愛おしむように、
ゆるゆると根元から吸い上げる


喉の奥に当たって少し苦しいけど、
彼のこんなに恍惚とした表情を見られるなら
そんなもの・・・苦でもない。



『うっ・・・あ、・・・マリアっ!』


「・・・ふ・・・っ」



次々と溢れるだ液を絡ませて
先端を舐めあげれば
彼の目が潤んできて・・・・・・



『・・・もう挿れさせてくれ・・・っ』



返事を待たず私の肩をシーツに押し付け
挿入しようとする彼
本能に駆られた瞳が私を捉えて



「あ・・・っ、エド・・・っ」



・・・私は貴方になら何をされても構わないの
もう、めちゃくちゃにして欲しいから


「きて・・・」







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