短編小説 | ナノ



そして呪われて
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『きっと貴女は・・・幸せにはなれませんよ・・・』



分かってるわよ、そんなこと
元より地獄行きは覚悟の上




「ん・・・そう?」




『ええ・・・クソ女、ですね・・・』




失礼な先生ね
私はただ欲望に忠実なだけ




「そんな事言ってる割に・・・先生もノリノリじゃない・・・っ」




大人の余裕。大人のカラダ。大人の・・・




『若い身体も・・・たまにはいいですね・・・』



「んっ・・・!あっ!あぁっ!!」




強い。強い。
突き上げる力も。何もかも。





「っこの・・・オッサン!痛いってば!」




『・・・っおや、失礼』




腕に思いっきり爪を立てる。
この男・・・力加減がなんだかおかしい。




『てっきり遊びなれておられるかと』


「ホント失礼・・・ねっ」



『しかしオッサンとは・・・感心しませんね・・・』




ズルッとした感覚とともに
いきなり消える圧迫感と温感
思わず目を見開いて血がにじむ腕を掴む








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