短編小説 | ナノ



想い、濡れた愛
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『ほら、こっち見ろ』



かじりつくようなキスを施されて
だんだん深くなっていく舌使いに翻弄される

熱い舌に夢中になっているうちに
私の唾液に濡れた指が侵入して・・・



「んぅ・・・っ!」


『・・・濡れてるな』



バラバラに動かされる指が上の壁を擦るたび
塞がれた唇の隙間から声が漏れて

親指が萌芽をかすめれば
奥から夥しい愛液が溢れ出て・・・
先輩のブロンドの髪を無意識に掻き乱す



「ん・・・!」



糸を引く唇が離れて、3cm
先輩の瞳から余裕の色が消えてる



『俺を見ろ』



情欲に濡れた紅い瞳と
至近距離で見つめあったまま・・・
先輩の熱い猛りが泥濘を押し進む



「ああっ!」


『っ・・・』



先輩の指が私の頬に触れて・・・
ズブズブと重い質感が私の奥まで入っていく


「せん・・・ぱいっ」


『堪らないな・・・』








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