Acid Kiss
一目見たあの瞬間
なんだかわかんないけど
背中にぞくりと戦慄が走った



私・・・バイオレット先輩が好き



最初からわかってた
もう、恋に落ちるって分かってた
分かってて…近づいた


一筋縄じゃいかない恋だから
…私は賭けに出ることにしたんだ。










くすんだグレーの夜空
星なんか見えない
なんだか頭に靄がかかったみたい



もう彼の事で頭いっぱいで
やたら身体の奥が疼いて
ぼんやり見える満月は低い場所から
火照る身体を見下ろしてる




最近知った
24時に来るの
湖に浮かぶ芝生の奥
白鳥宮に



今日、私は彼に
勝負をかけようと思ってる
もう…限界だから
これ以上秘密になんてできない




「…あれ。おはよう」




きた。
おはよう?こんな時間に?




「おはようございます」




いつものソファに腰掛ける彼
私のことなんか気にもとめてないのね




「バイオレット先輩、眠れないんですか?」




「うん。眠り浅いから」




ここ落ち着くし、とか言って
いつもよりくつろいでる
無防備な姿が彼らしくなくて…




もう、なんかごちゃごちゃして
やってらんない
はしたなくたっていい
もう想いが爆発しそうだから




「せんぱい」




背後から呼んでみる



「何」



振り向いた先輩の
毒気を帯びた唇を奪ってみる
少しだけ濃厚に




「んぅ……何、挨拶はさっきしたでしょ」




少しは驚いてもくれるかと思ったけど
何よその反応




「ね、せんぱい。
……誰にも言えないこと、しよ?」




彼の肩を押して跨る
何も抵抗してこない。
そんな瞳で私を見つめないで
さすがに少し後悔。やりすぎた?




……と、思った矢先。




「んっ!んぅ、、、」




先輩からかじりつくようなキス
首の後ろを優しく手のひらで包み込まれて
絡まる舌が甘く痺れて
角度を変えて、何度も、何度も




「…こんな子だったんだね……」




ドキリとしたのもつかの間
離した唇が濡れててヤラシイ
もう一度かじりつかれて



「いいね……嫌いじゃないよ」



もう唇を離してもらえない
唾液の絡まる音に頭やられちゃって
あとからあとから蜜が溢れて
もう、嬉しいとか気持ちいいとか
何も考えらんない



あれ?攻守交代?
私…これから狩られるの?




「せんぱ…………、、ん」




お腹、背中、太もも、そして…
服の隙間から侵入してきた
先輩の繊細な手から伝わる
かすかな熱に翻弄される


こんなに夢中になれる
麻薬のようなキスは初めてで
それだけでもう天国に逝きそう
身体の芯まで溶けてしまって




彼の指先は私のいちばん濡れてる場所を
的確に探り当て・・・



「いやっ!あっ!………あぁ…………」



「すごいね、もうこんなに…
…前戯…いらないね………」



あなたのキスのせいだよ、なんて
ぜったい言ってあげない
こんなに慣れてるなんて
少しだけ嫉妬してみたり



私の蜜で濡れた彼の指先は
綻んだ敏感な萌芽に触れて



「あああ!!」



シャッと、細い飛沫が飛ぶ
視界にいっそう靄がかかって
自分が涙を流していることに気付く
肩で息をする私に、また官能的なキス




「…うん。君の身体…面白いね」




愛撫なんて殆どされてないのに
キスだけでこんなに濡れて


もう先輩の制服は私の体液でびしょびしょ
制服からアレを引きずり出す気配がする
ぬるぬると蜜壺の入り口をなぞって



私たちはキスしたまま繋がった




「ん!!ふぅ、、、、!ぁああ!!」


「ん、熱い……」




先輩の形をはっきりとナカで感じる
すべてが愛おしく思えてきて
濡れた襞一枚一枚すべてが先輩を包み込む
下から突き上げられるたびに
真っ白な光が目の前に飛んで



充血した粘膜同士が派手に絡まりあって
グチャグチャと生々しい音を立てる




「あっ!あっ!あぁ、っ!」


「ん…っ、やば……」



繋がったまま湿った身体を持ち上げられて
先輩が上に覆いかぶさってきて
合わさった目線に身体が熱くなる
その後のキスは上質なクスリのよう



繋がった場所から
混ざり合ったふたりの体液が
つぎつぎと掻き出されて
粘着質な水音が思考を支配して
塞がれた唇で呼吸も出来なくて
もうわけわかんなくて
私、たぶん、もう先輩から離れらんない




「、、もうだめぇ……っ
………いやぁっーー!!」



「………っ出る!」





気がついたらお互い服を着たままだった
先輩は私の中から出て行かないまま
またクチュっ、と熱いキスをくれた




「せんぱい…………ありがと」


「いいえ。
……………ねぇ

君さ、何で僕のこと誘ったの?」




いきなり核心をついた質問をされ
すこし考える。だって。




「………………」




だって、だって。
まだ繋がったままなのに
本当のこと言っちゃったら…
恥ずかしくて、腕で顔を覆う



「…………………き、………だから、です。」



「聞こえない。照れないで。今更じゃない
あんなに淫らに誘惑しといて…」



また、チュッと唇を吸われる
さっきまでの痴態を思い返して
顔から火が出そう
私ったら何であんなに盛ってたんだろう



「先輩のこと………すき、です。」


ちゅっ


「そう。それで?」



「それで!?………え、えぇと………
付き合って…ください。」


ちゅっ



「いいよ。で?」



「あっ、その……………」



キスにいちいち感じちゃって
もう唇だけで感じる身体になっちゃったかも


先輩の残滓が混じる愛液がまた溢れでて
先輩の熱がまた私のナカを押し広げて
一度消えかけた疼きが蘇る



「…………ふふ。ごめんね。
これから…もっと深く
愛してあげるね…………………」



また先輩の舌が口腔を犯す
その感触で既に天国の扉が開きかけて



めくるめく夜はこれから。




____________________
あとがき







初小説初エロ\(^o^)/
バイオレットってエロいよね\(^o^)/


はい。なんじゃこりゃ感・・・

キスだけでイけそうな時ってあるよね?
って感じの小説です笑笑

バイオレットの唇でエロいキスされたら
やっべっぞってことです笑


強気だった女の子が絆されたらかわいいよね
って思います!



お目汚し大変失礼いたしました!!


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bkm





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