sins
永遠に叶わない恋なら
いっそ消えない傷をつけて
俺の証を君のナカに遺したい


「あぁっ・・あっ!あ・・・」

『ん・・・』


どんなに噛み付いたって
どんなに擦ったって


「今・・だめ・・入れちゃ・・・!」

『うるさい・・・』


想いは砂のように
指の間をすり抜けていく

どんなに想っても届かない
こんなに近くにいるのに


「いやぁっ・・・あ・・激し・・・!」

『っ・・・』


君が望むものなら何でも贈ろう
金?花束?愛?それとも・・・


「そこだめぇ・・・バイオレット・・先輩・・・・」


虚ろな君の口から
他の男の名前を聞いた途端に
こみ上げる吐精感が腹立たしい
それだけは贈れないから



「あっ・・大き・・ああ!!イく・・!」


『・・・っ出すぞ』


「中はだめぇ!・・・っ!!」


幕引きはあっけなくて
綻んだ花弁からこぼれ落ちる
俺の白濁を拭う姿が扇情的で
これ以上俺を煽るつもりか


『本当・・勘弁してくれ・・・』

「どっちのセリフよ・・・
外に出してって言ったのに・・・」



少しバイオレットに誇らしい気持ちになる
お前のオンナはさっきまで俺の下で・・・
こんなセックスに嵌ってる俺も俺だが


『今日はバイオレットに抱かれておけよ。言い訳ができないだろう』

「うるさい」


早々に服を着て長い髪を整え
処理もおざなりに出ていく君


「じゃあね」


『っ』


はっとした
俺は何をしているんだ


「・・・何?痛いんだけど」


掴んだ腕を離す


『・・・シャワー・・浴びていけよ』

「いい。そんなに汗かいてないし」


振り返ることなく出ていく君
分かってる事じゃないか
あいつはバイオレットのオンナで
俺はあいつの・・・・・・・・・


『・・・はは』


枯れた涙とともにシーツを握りしめた
俺達はあと何度過ちを繰り返すだろう




_____________________
あとがき






さっそく浮気すんのかい
というツッコミは置いといて←

ちょっとレドモンドを翻弄したかった…!
横槍部隊はレドモンドに決定しました

私は余裕のないレドモンドが好きです←
男は2番手か余裕の無い奴が好き←←


prev next

bkm





人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -