「何故」に征服された世界
ディーラーバイオレットで妄想
『・・・本気ですか』
若いディーラーの瞳が鈍い光を帯びて
ぴたりと手が止まる
────今、この客は何を言ったのだろうか
ざわざわと騒がしい周囲で、このテーブルだけ時が止まってしまったかのように静かだ
「ええ、本気よ」
『・・・・・どういう意味か・・・よく分かりませんが』
動揺が手元に現れて切ったトランプが数ミリずれる
目の前の女は僅かに目を伏せて笑っていた
ポットの中で崩れ落ちた黒いチップを眺めながら、男はブラックルシアンに口付けた
『・・・ボクを、賭ける?』
バイオレットフィズを飲み干す女は
長い髪をかきあげて
ディーラーの瞳をじっと見つめた
「──ええ。私の全財産をかけて・・・貴方をものにするわ」
『ボクは景品ではありません・・・お客様』
「そうね・・・貴方は人間だものね」
めくるカードはスペードのエース
女のカードはハートのクイーン
「・・・スタッドポーカー?」
『・・・どうせならど派手にやりましょう』
「───そうね」
なんてやりとりを!!!!
ディーラーバイオレットとやりたい!!!!
そしてファイブスタッドポーカーのルールは知らない!!
セリフは適当!!!!笑
ディーラーが酒飲んでいいのかどうかも知らない!!!
バーテンダーは飲んでるよねっていう!!そこ!?
ちょっとカジノ勉強するわ・・・!!
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