そうしてまた生きていく
バイオレット
●慰ねたとても【閲覧注意】!
眠れぬ夜
いつも目を閉じては君を思い出して
ボクはひとり
『・・・っ』
会えなくなってどれほど時が経っただろう
本当はずっとそばにいたかったのに
・・・失ったものの大きさは
後からしか気付けないんだ
あの頃のボクはそんなことを知る由もなくて
ただ衝動のままに未来と君を捨てて
『・・・っ、あ・・・』
目を閉じれば浮かんでくる
抱きしめると身をよじって照れて笑う君
想いを伝えあったあの日の睦言
ボクの日々を彩ってくれた君の姿を
今はどんなに手を伸ばしても届かない君
あの日の暖かな記憶
思い出すだけで蘇る熱病にのたうち回る
──神様はきっとボクを見つめて
馬鹿なやつだと嘲笑してるんだろう
それでも行き場のないこの想いを
溜まる熱を放出したい
もう耐えられない
ボクは聖人なんかじゃない
───許して、神様。
『あっ・・・好きだよ、好きだ・・・っ!』
・・・最低だね
この身体も頭も濡れたこの手も
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