せめて触れる距離で泣いて

バイオレット
付き合う前的な















『・・・甘いもの食べたいな』




「食堂から何か取ってきましょうか?」




『ううん・・・いいよ』




「そうですか・・・」




『・・・ちょっと、こっち来てよ』




「え?あっ・・・はい」




『ここに座って』




「えっ・・・膝の上・・・ですか!?」




『座って』




「えっ!あ、えっ?ど、どうして・・・」





『いいから、ほら・・・っ』





「きゃっ、あっ・・・せ、先輩・・・?」




『・・・キスして』




「えっ、いや、あの」




『君の唇・・・甘いにおいがする』




「やっ、あっ!!・・・・・・・・・っ!」




『・・・・・・・・・・・っ』




「っ、はぁっ!ば、バイオレット先輩の・・・ばかぁっ!」




『・・・・・・・・・あー・・・逃げられちゃった・・・』











『何してるんだお前は・・・』




『可愛いでしょ?ボクの寮のお姫さん』




『そんな問題じゃないだろう・・・』










つば付けといた紫先輩


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