共通性感帯2/5 先輩の手を優しく取って丁寧に塗っていくひと塗りひと塗り呼吸を整えて。よれないように、はみ出ないように。色にムラが出ないように、そっと先輩の指先を刷毛で撫でていく指1本仕上げるのに酸欠になっちゃいそう。「はぁ・・・っ」『・・・ふふ』最後の指。ふぅと息を吐く。「・・・」刷毛の余分な塗料を落とし爪に毛先を置こうとした・・・その時。『・・・・・・なんか、クる』「・・・ぷはっ」ボソリと呟いた先輩の一言に知らずに止めていた呼吸が急に蘇る ≪|≫ 第3回BLove小説・漫画コンテスト結果発表!テーマ「人外ファンタジー」 - ナノ -