短編小説A | ナノ



共通性感帯
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!!バイオレットキャラ崩壊注意です!!
!!お下品発言注意!!














「・・・・・・・・・」


『・・・・・・』



緊張で手が震える
いや、震えちゃダメなんだけど


『ねぇ』


「・・・・・・ん」


彼が微笑む
やっと片手おわり・・・


『真剣だね』


そりゃぁさ・・・
器用さには自信あるけど
なんとなくこれは・・・


先輩の手を握ってるだけで
暑くなってきて汗出てくるし・・・
変に緊張する



「はみ出ちゃだめでしょ・・・だから」


『適当でいいのに』



あっけらかんと言ってのける先輩
・・・オンナゴコロが分かってないなぁ



「器用さで男には負けたくないのっ」


『ふーん・・・そう?』



芸術家らしい神経質な指先に
ヨレたネイルなんて似合わないでしょ?


はい、と左手を差し出す先輩
利き手。余計に綺麗にしなきゃ・・・



「・・・話しかけないで・・・くださいね」


『・・・』






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