短編小説A | ナノ



オトナの恋のはじめかた
2/9








「あっ!だめ・・・!」


『・・・っ』



私の中を満たす彼の熱い情欲。
じんじんとした熱が交わす場所から昇ってきて、気だるく全身を冒す。

達したばかりの彼は、手首で目を覆い隠していて表情は伺えない。


「・・・はぁ、・・・っ」


『ん・・・』



全身の力が抜けて彼にもたれかかると、待っていたかのように背中に腕が回されキスを施される。


奥に溜まる情欲が少しずつシーツに伝い落ちる。それでも抱きしめられている身体は熱を逃がさない。


「・・・ね、ねえ・・・」

『・・・・・・・・・・・・』









「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -