短編
ゆるっとカルデア8

※相変わらず台詞ばっかやねん。


「ロビンー!お腹すいたー!!」
「タマモキャットに言ってくださいよ。」
「タマモちゃん今狩りに言っちゃったんだもん。」
「嗚呼、今晩の夕飯用の……。」
「今日は魚料理だぞ!楽しみにしててくれご主人!……そう言って言っちゃった。」
「あ〜……。じゃあ何か作りますか。何がいいです?」
「ホットケーキ!!」
「はいはい。そこに座って待っててください。」
「わーい!」

ロビンフッドに促され、名前はちょこんと食堂の椅子に座る。名前は女性の平均身長より低い為に子供っぽい。言動もあり更にお子様のよう。ロビンはホットケーキミックスを卵やらと共に混ぜながら思っていた。

「そう言えばこの前キャスニキがさ!」
「んー?」
「本人はムカつくけど紅茶さんの料理は天下一品なんだって言ってた!」
「ブッフォ!!!は!?紅茶!?紅いアーチャーだけは喚ばないで下さいよ!?」
「え。なんで!?」
「あんなムカつく野郎喚ばなくったって俺や子ギルに女神さんやビリーがいるじゃないですか。」
「(ナチュラルにダビデさん言わなかった…)いや、そうだけど……このカルデアに金鯖二人だけだし戦力拡充……。」
「あの!イイっすか!?下旬から酒呑童子と坂田銀時のピックアップ来ますけど赤いアーチャーだけは喚ばないでくださいね!?」
「お、おおう……。」

ホットケーキを焼きながらそう叫ぶロビンに名前も思わずうなづく他なかった。
名前にとっては数少ない聖晶石。酒呑童子なる可愛くて色っぽいお姉さんは是非とも欲しい人なのだが……金鯖来い来いと他の子に言われている中、寧ろ来るなと言われる金鯖、赤のアーチャーとは一体………。

「ほら、出来ましたよ。」
「わーい!ロビンのホットケーキ〜!」

ロビンが焼いたホットケーキはふんわりしっとりの優しい味のものである。ホットケーキミックスから作ってもらっている筈なのに、作る人によってあじが変わるのはやはり焼き時間や焼き方、混ぜ方等色々あるのだろう。

「でもまぁ…金鯖、来ればいいですね。」
「うん。賢王様かニトちゃん欲しいな。もしくはジークさん。」
「…まぁ来たらイイっすね。」

高望みするとまた爆死する。
名前は何も考えないようにして、美味しいホットケーキに舌づつみをうつのであった。


ロビンさん好きです宝具レベル上限したいのに来ない



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