短編
ゆるっとカルデア4

※台詞ばっか
※パズドラとのクロスオーバー

「貴様、それはなんだ。」
「メジェドラ。」
「メジェド神ではないのか?」
「メジェドラ。目からビーム出るよ。ほら、でませぃでませぃ。」
「〇×※□●▲〜〜!!」
「ニトクリスか貴様は。」
「ニトちゃん来ない。」
「知らぬ。」

マイルーム。今はファラオ オジマンディアスとマスターである名前、そして名前が魔力で作り上げたメジェドラなる生き物の3人?のみ。

「最近分かったことがあるんだけどさファラオ。」
「なんだ。」
「私の魔力で皆現界して戦えてるんだよね?」
「そうさな。」
「言い方悪いけど、ファラオが一番私の魔力吸い取ってるよね。」
「あまりに不敬だがそうだな。」
「つまりさ、私の魔力ってまだ未熟じゃん?だから今の私がどれだけ召喚頑張ったところで維持が容易な子達しか来てくれないんだって気付きました。」
「………。」
「と、言うことなので石貯めますね。」
「どうせ貴様の魔力では花の魔術師など召喚出来ぬ。黄金のも来ない。」
「酷いけどご最もです。」
「フン…。」
「…ではファラオ、不敬ながら。」
「む?」
「今から残り石で召喚して参りますなっ!!」
「なっ!?血迷ったか、馬鹿め!!」
「だってファラオが出ないって言ったんじゃないかー!!いつ回そうが私の勝手だファラオのばーかばーか!!!」
「貴様ァァァァ!!!!」

ポイッとメジェドラなる生物をほおり投げて、マイルームから消える名前と、鬼の形相で追いかけるファラオ オジマンディアス。廊下で他のサーヴァント達はそんな二人をまたかぁ…とツッコミは入れず見届ける。

「なぁ子ギル。あのマスターいつもあんなんなのか?」
「基本はそうですよ。」
「面倒なマスターの所に喚ばれたもんだなぁ……。」

念願叶って召喚された緑衣の弓使いは煙草を蒸しながら苦笑いを浮かべる。子ギルは廊下の先へと消えた二人の様子を思い出してふふっと微笑んだ。

「でも、楽しいですよ?」
「だろうな。」

毎日がとても楽しい。世界に危機が迫っているというのに、こんなに巫山戯ててもいいのだろうかと思う程には。

「しかしあのマスター。太陽王…神王相手に臆する事ねぇってのは、たまげたもんだ。」
「まぁ…僕達と戦ってくれる太陽王は大分丸いお方みたいですから……。」

言うならば、そう。父親のような。
そしてマスターは、そんな父親にあたる年頃の…思春期の娘のような。
そんな二人なのだ。だから喧嘩はすれど、それで座に還るだなんだの話は絶対出ないのだ。不思議と。

「ロビンさんもきっとマスターを気に入りますよ。僕の代わりに頑張ってくださいね?」
「あー……なんか気が重いわ。」

苦笑いを浮かべる彼に子ギルは慣れですよ、と微笑んだ。





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