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ショタ化

コレはまずい。本当にまずい。どうにか今日1日はぐらかせないものか…!

「なんだよ。晴明のその姿は。」
「「ひぇっ!??」」

嗚呼、ごめんなさい晴明さん。俺と漱石があんな事を言ったばかりに……。


事の発端は俺と漱石が犬と猫、どちらが可愛いかと言う言い合いから始まった。
最初は犬と猫の良さを言い合うだけだったのだが、俺が言った「俺の獅子丸が小さな時はとても可愛かった」と言う内容から、事が捻れてしまったのだ。
それを聞いた漱石が「ええ〜!?にゃん太さんも子猫のころはもっともーっと可愛かったんだからァ!」と言い返して来て一触即発。
そんな中なたまたま通りかかった晴明さんに漱石が言ったのだ。「ねぇねぇ!にゃん太さんと獅子丸の小さな頃を陰陽術で再現できない!?」と言う。勿論最初は晴明さんだって断っていた。そんな事で陰陽術は使いたくない、と。それに、そんな事やった事が無いと。だが漱石が「1回だけ!1回だけだから!」と中々諦めなかった為に晴明さんが折れた。「本当に、1度だけですよ?」と言って依り代に俺達から聞いたそれぞれの子犬、子猫のイメージを反映させる術を使ってくれた…のだが。

「…失敗しました。」
「「………。」」

でしょうね。俺達はそう思った。
俺達と同じぐらいの身長だった筈の晴明さんは、俺の腰あたりに頭がある。そう、小さくなってしまったのだ。

「も、戻れる〜?」
「ええ、多分。最悪1日は解けるのに時間がかかるかも知れませんが…。」
「最悪1日、って……!」

それはつまり?
晴明さんと付き合っている関係にある晋作が、もしもこんな姿の晴明さんを見てしまったら…っ!

「け、ケダモノが降臨するっ!」
「わ、わー!大変だ〜!!」

そして、最初に戻るのである。


「んで?何で晴明縮んでんだよ。」
「え、っと…それが……。」

隠してもどうせ無駄だと思った俺は素直に理由を説明した。その間、小さな晴明さんは漱石が抱っこしている(晴明さんは凄い不服そうな顔してたけど…)。

「お前でも失敗すんだな。」
「そりゃあ初めての事は失敗しやすいですよ…。私だって万能では無いのです。」

あれ、何か大丈夫そう?
まぁ確かに縮んだとはいえ中身は大人の時のままなのだし、まず晋作が子供がとても好きと言う訳でも無さそうだし…。焦った俺達が可笑しかったのかな。

「戻るのだけど、最悪1日かかりそうなんだって〜。ね、晴明さん。」
「ええ。最悪、なので若しかしたらもう直ぐ戻る可能性もありますし。」
「ふぅん…。」

興味無さそうな晋作を見て何を思ったのか漱石が「そうだ〜。」と声をあげる。

「ねえねえ晋作〜。晴明さん見ててあげてよ。僕お腹空いちゃったから〜。」
「は!?」
「まあそれが良いよなぁ。俺達何かと居るより、晋作と居る方が晴明さんも楽だろ?」
「え、や、あの!?」

狼狽える晴明さんを他所にじゃあお願いね、と一方的に晋作に押し付ける漱石。
いやぁ、俺だって最初はまずいかなーって思ったけど、あの態度だったら大丈夫そうでしょ。流石に晋作でも、少年姿な晴明さんに欲情しちゃう事はないだろうし。唐揚げ食べたーい何て言ってる漱石と共に、俺はその場を離れたのだった。


そして。
小さくなった私は夏目さんから晋作へと渡され、晋作に抱っこされている状態だった。まだ何もされていないし、と言うか何も反応しないから大丈夫かと心配になるのですが…。

「はぁー……。」
「……?晋作、どうしました?」
「…正直言っていいか?」
「ええ。どうぞ。」

どうせ面倒事に巻き込みやがってとか言いたいんでしょう?そして巫女やイナバにのみならず、蘭丸さんや太子さんにバカみたいだろなんて告げ口するんでしょう?

「すげぇ、可愛い。」
「…は?」
「いや、お前は小さい時から美人っつーかなんつーか…男らしくはねぇなとは思ってたけど、こうして見るとすげぇわ。女みてぇ。」
「………。」

とても嬉しくない。
私のそんな気持ちを微塵も感じ取っていない晋作はきらきらした表情で私の頭を撫で繰り回す。正直痛い。

「実際小さい時はこんな髪長く無かったよな。」
「…ですね。」
「……?何か晴明、不機嫌じゃねぇの?」

誰のせいだ、誰の。何て言わなかった私を褒めたかった。

「それに何か餓鬼独特の香りがする。」
「乳臭いとか言いたいのですか?流石にそこまで小さくないですよ??」
「あー…何だろうな。わかんねぇけど、嫌いではねぇや。」

すんすん、と私の首元に顔を埋めて匂いを嗅ぐ晋作。正直とてもこそばゆいし、そして晋作の顔が近いからとてもドキドキする。

「すげぇ心臓どくどく言ってるぜ。」
「……!」
「まぁ、俺もだけどな。」

チュッと触れる程度の口付けを落とされる。思わず顔に熱が集まるのが分かり、手で顔を隠してしまう。

「宿、戻るか。」
「……はい。」

戻るだけで済まない癖に。


「んん、は、あ……。」
「本当にちいせぇよな色々と。」
「う、るさ……ふぁっ!」

やはり、小さな身体は行為に及ぶには色々と不便でした。まず第一に晋作のモノが大きすぎて、私の後孔が小さすぎて入らない(無理したら入るでしょうが、流石に晋作が諦めました)。第二に私のモノが射精しない(精通された歳では無かったと言うことですね)。第三に射精出来ない癖にこの身体、感度が良過ぎる。

「は、何か新鮮だな…射精できねぇとか。」
「ううう………!」
「ハハッ、泣くなよ。」
「うるさいですバカっ!」

ポカポカと晋作の胸板を叩きますが、小さな身体では威力はイマイチ。笑われてしまうだけです…。

「…偶には変わった事やって見るか。」
「何するんです?」
「四つん這いになってくれるか?」

四つん這い…。私はそろそろと言われた体勢にすると、晋作に声をかけた。おう、とだけ答えた晋作は自分自身を取り出す。それは上を向き、先走りを垂らしていた。

「(…本当は入れたかったのでしょうか。)」

お前に無理はさせたくない、と諦めた晋作。しかし、私は別にそれでも良かったのに。晋作にだったら、酷いことをされたって…別に……。

「……?」

太股と太股の間に、晋作のソレが挟まれる。私が不思議に思い晋作を見ると、足揃えろと促された。
言われた通りにすると、ぴったりと太股にソレが密着し熱さと大きさがハッキリと分かる。入れられていないのに、入れられて居るような…不思議な感覚だった。

「素股。まぁコレでお互い我慢しようぜ。だから…。」

戻ったら覚悟しとけよ。
耳元で呟かれ、背中にゾクゾクと何かが這った。晋作はニヤリと笑って、腰を動かし始めた。

「ふぁぁっ!あ、や、なに…これぇ……っ!」
「はは…こりゃあ悪かねぇな…。」

晋作の熱いソレが太股を行き来する。私の小さなモノとタマに当たり、その度身体が馬鹿みたいに跳ねる。

「や、やらぁ、これ…や、です…!」
「何でだよ。俺はキモチーぜ?」
「ひっ!?」

前戯として弄り、紅く熟れた乳首を引っかかれると甘ったるい声が漏れる。開いた口から涎が垂れるが、それを構う暇がない…。

「は、ぁ…し、んさく……っ!あたま、可笑しく、なる……。」
「もう既におかしいだろ。こんな餓鬼になっちまってるんだからよ。」

晋作の腰の動きはどんどん早くなる一方で…。乳首を弄られ、耳を甘噛みされ、脳がドロドロに蕩けていく……。

「ひゃ…も、だめ、あ、やら、も…あーーっ!!!」
「っ…!」

晋作のソレが弾けたと同時に、脳が真っ白になった。そして私のソレからしょろしょろと黄金の液体が溢れ出す。蕩けた脳ではそれを止められず、ただ息を整えるしか出来なかった。

「は、漏らす程良かったかよ。スゲェな。」
「あ……い、わない、で……。」

ボロボロと涙が零れる。私は何て恥しいことをしてしまったのでしょうか…。幾ら子供の姿と言えど、これは酷すぎる。とめどなく溢れる涙を、晋作はぺろりと舐めた。

「大丈夫だ。すげぇ……可愛い。」

くちゅくちゅと尿により濡れたモノを扱く晋作。その声には熱が篭っている。

「なぁ、もう一回……しようぜ。」

耳元で熱っぽく囁かれ、私は子供のように頷く事しか出来なかった…。


後日談と言うかオチ。
晴明だが、あの後1回で終わる筈が無く、俺が何度も鳴かせてやったら意識を飛ばしてしまった。俺も処理を終えて寝たんだが、目を覚ましたら元に戻っていやがった。だから、もう一回犯した。ほら、俺言ったしな。戻ったら覚悟しとけよ、って。餓鬼姿の時に突っ込めなかった分突っ込んで、たっぷりナカに出してやった。それで終わりだよ。なんだ、文句あんのか。

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晋晴単発詰め合わせ
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