告白2

リンに連れてこられた。
ここは昨日、俺が告白 した場所で…

「な、なんでこんな場所に呼び出すんだよ!!
帰る!!」
「ま、待ってレン君!!」

そうやって逃げようとする俺を、君はいつも引き止める。

「あの、ね。違うの!!その…あの…。」

そう言ってリンは俯いてしまった。

「何?」

少しキツい言い方になってしまったかもしれない。
でも、俺は、

「あの、ね、リンはね…」

そう、リンが上目遣いをするから…

「れ、レン君?!!」

俺は君から離れられない。
抱き締めたくなる。

「良いから…何?」

本当はわかってた。君が俺を好きな事ぐらい。
でも、勘違いだったら嫌だし、君には憧れの先輩のカイトがいる。

「リンはね、レン君が好きだよ。
それはね、友達としての好きじゃなくて、レン君のお嫁さんになりたいっていう好きなの。」

そう、君は僕の身体を優しく抱き締め返した。


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